過度の乾燥から収納物を守る加湿庫「ウエット・キャビ」

「乾燥剤方式加湿システム」が実現したトーリ・ハンの高機能加湿庫「ウエット・キャビ」。楽器やシガーを保管する個人様向け製品から、乾燥しすぎて静電気が発生し、電子部品や精密機器等の損傷を防ぐための業務用・工業用製品まで幅広い製品ラインナップをご用意しました。

ウエット・キャビ最適保管例

楽　　器

最適湿度→50～60％RH前後

弦　楽　器…	ギター、バイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、ウクレレ等
和・管楽器…	笛、尺八、雅楽器

美術品

最適湿度→50～60％RH

骨董品、美術品、漆器、古書

シ　ガ　ー

最適湿度→70～72％RH前後

理化学実験用
工業用

乾燥防止、静電気防止
30～75％RH + 加湿

下記のイラストの乾燥剤方式加湿システムにより、50～75％RHの微妙な湿度コントロールをします。

■乾燥剤加湿システム

空気中の水分による加湿を実現！
※加湿用の水の補給は不要

防湿庫外の湿気は特殊乾燥剤に吸湿され、ICタイマー、ポジスター、形状記憶合金(圧縮バネ式)の働きで自動的に防湿庫内へ送り込み、これを繰り返し庫内の湿度を徐々に上げ、湿度コントローラーで、防湿庫内の湿度調節をします。

通常温度15℃位、湿度40％位で使用の時、温度が10℃以下(寒冷地など)に変化した場合、湿度計(相対湿度)が50～60％RHを指す場合がありますが、低温度による相対湿度(％RH)の変化であって、湿気の量(水分量g/㎥＝絶対湿度)が増えた訳ではなく、温度が低い場合カビ発生の心配はありませんのでご安心下さい。

通常、温度が1℃下がると、湿度は3％RH(相対湿度)上がります。

※機種によっては、サーモモジュールシステムのウエット・キャビもあります。